DaVinci Resolve

DaVinci Resolveでの字幕(テロップ/テキスト)の入れ方

DaVinci Resolveで字幕を入れる方法は2種類ある

DaVinci Resolveで字幕を入れる方法は、「字幕」を使う方法と「テキスト/テキスト+」を使う方法の2種類があります。

本記事では、それぞれの字幕の入れ方や操作方法、メリット・デメリットについて解説します。

DaVinci Resolveで字幕を入れる方法

方法1:シンプルで効率的な「字幕」

フルテロップなど、シンプルで統一したスタイルの字幕を入れたい場合は「字幕」機能がおすすめです。
「テキスト」を使うよりも効率的に字幕を入れられる一方で、「字幕」ではアニメーションがつけられないので注意しましょう。

手順1:プロジェクトの準備

DaVinci Resolveを起動し、プロジェクトを開く、または新規します。

字幕を入れたい動画をタイムラインに追加しておきましょう。

プロジェクトの準備

手順2:字幕トラックを追加する

「Edit(エディット)」ページに移動し、タイムラインの左側で右クリックを押して、「字幕トラックを追加(Add Subtitle Track)」を選択します。

字幕トラックを追加

タイムライン上に「字幕クリップ」が追加されます。

トラックを追加せずに「字幕」を使いたい場合は、「Edit(エディット)」ページの左側にある「ツールボックス >> タイトル」にある「字幕」をタイムラインにドラッグしましょう。

手順3:字幕を入れる

字幕を入れたい位置に再生ヘッドを移動し、字幕トラックで右クリックを押します。
「字幕を追加(Add Subtitle)」を選択すると、タイムライン上に新しい字幕クリップが追加されます。

字幕を入れる

手順4:字幕のテキストを編集する

タイムライン上の「字幕クリップ」を選択します。

画面右側に「インスペクタ(Inspector)」パネルが表示されるので、「キャプション」から字幕のテキストを編集します。

テキストを編集

手順5:字幕のスタイルを設定する

「インスペクタ(Inspector)」パネルを「キャプション」から「トラック」に切り替えることで、フォントやサイズ、カラーなどの変更が可能です。

スタイルを設定

手順6:字幕の長さを調整する

タイムライン上で、「字幕クリップ」の端をドラッグして、表示する時間を調整します。

同様の手順で、タイムラインの別の位置に再生ヘッドを移動して字幕を追加します。

手順7:書き出し設定

「字幕」機能を使用した場合、そのまま書き出しを行うと字幕は表示されません。

「レンダー設定 >> 字幕設定」から「字幕の書き出し」にチェックを入れ、書き出し方法を「ビデオに焼き付け」に変更しましょう。

書き出し設定

方法2:自由度の高い「テキスト/テキスト+」

YouTubeでよく見る、派手な字幕を入れたい場合には、「テキスト」または「テキスト+」機能で字幕を入れるのがおすすめです。

1つひとつ字幕を入れていく必要があり、「字幕」機能と比べて効率は悪くなりますが、アニメーションなど自由度の高い編集が可能です。

手順1:プロジェクトの準備

DaVinci Resolveを起動し、プロジェクトを開く、または新規します。

字幕を入れたい動画をタイムラインに追加しておきましょう。

プロジェクトの準備

手順2:字幕用のトラックを追加する

「エディット(Edit)」ページに移動し、タイムラインの「ビデオトラック」を右クリックして、「トラックを追加」を選択し、字幕用のトラックを準備します。

字幕用のトラックを追加

手順3:「テキスト」または「テキスト+」を追加する

左側のツールボックスから「タイトル」を選択します。

「テキスト」または「テキスト+」をタイムライン上の字幕を入れたい場所にドラッグします。(記事では「テキスト」を使用しています。)

「テキスト」または「テキスト+」を追加

手順4:テキストの内容を編集する

タイムライン上の「Text」または「Text+」クリップをクリックします。

画面右側の「インスペクタ(Inspector)」パネル内でテキストの内容を編集します。

テキストの内容を編集

手順5:テキストのスタイルを設定する

「インスペクタ(Inspector)」パネル内で、テキストのスタイルを設定します。フォントやサイズ、カラーなど変更可能です。

スタイルを設定

手順6:アニメーションやエフェクトを追加する(Text+の場合)

インスペクタ(Inspector)の「設定(Settings)」タブや「Fusion」タブを使用して、テキストにアニメーションやエフェクトを追加します。

以下は一例です。

  • 変形(Transform): テキストのスケールや位置を時間に沿って変更できます。
  • 不透明度(Opacity):フェードインやフェードアウトのエフェクトを追加するために使用します。
  • シェーディング(Shading): テキストに影やアウトラインを追加することで、視認性を高めることができます。

手順7:テキストの長さを調整する

タイムライン上で、「テキスト」クリップの端をドラッグして、表示する時間を調整します。

「テキスト」クリップの端をドラッグ

同様の手順で、タイムラインの別の位置にテキストを追加し、次の字幕を挿入します。

DaVinci Resolveの字幕が表示されない場合の対処法

「字幕」機能を使った際に、書き出しで字幕が表示されない場合、デリバー時の設定が間違っている可能性があります。

「字幕」機能を使用した際は、「デリバー」ページの「レンダー設定 >> 字幕設定」に進み、字幕の書き出しにチェックを入れ、書き出し方法を「ビデオに焼き付け」に変更しましょう。

字幕の書き出しにチェック

DaVinci Resolveの字幕に関するよくあるご質問

DaVinci Resolveで字幕のつけ方は?

Davinci Resolveでは、「字幕」機能と「テキスト/テキスト+」機能を使った字幕のつけ方があります。

「字幕」機能の使い方を確認する

「テキスト/テキスト+」の使い方を確認する

DaVinci Resolveで文字起こしする方法は?

字幕を付けたいファイルを右クリックし、「自動文字起こし >> 文字起こし」の順に選択することで文字起こしできます。

ファイルを右クリック

無料版ではAI機能を利用できないため、自動文字起こしは使えないので注意しましょう。

DaVinci Resolveのテキストを日本語化するには?

画面上部にあるメニューから「DaVinci Resolve」をクリックし、「Preferences..」を選択します。

「Preferences..」を選択

「UI Settings」ページで、上部のタブを「User」に切り替え、「Language」を日本語に変更しましょう。

日本語に切り替え

最後に「Save」をクリックし、DaVinci Resolveを再起動すると日本語表示になります。

DaVinci Resolveの字幕を使いこなそう!

今回はDaVinci Resolveの字幕の使い方や表示されない場合の対処法などを解説しました。字幕を入れることで視聴者に見やすい動画を作成することができます。記事で紹介した方法を参考に、ぜひ字幕を入れた動画を作成してみてください。