VSCodeの日本語化でメッセージやメニューの理解がラクに
VSCode(Visual Studio Code)を日本語化することで、エラーメッセージやメニューの理解が格段にラクになります。
本記事では、これからプログラミングを始める人向けに、VSCodeを日本語化する方法やよくあるトラブルの対処法について解説します。
VSCodeを日本語化する方法
STEP1:拡張機能のビューを開く
VSCodeの左サイドバーにある「拡張機能」アイコン(4つの四角が並んでいるアイコン)をクリックして、拡張機能のビューを開きます。
STEP2:日本語パックを検索
検索バーに「Japanese Language Pack」と入力し、検索結果から「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を見つけます。
STEP3:拡張機能をインストール
日本語パックの「インストール」ボタンをクリックします。
STEP4:VSCodeの再起動
VSCodeを再起動後、日本語表示になっていれば完了です。
言語を切り替える方法
STEP1:コマンドパレットを開く
上部にあるメニューから「表示」をクリックし、「コマンドパレット」を開きます。
以下のショートカットキーを使って開くこともできます。
- Windows:Ctrl + Shift + P
- Mac:Cmd + Shift + P
STEP2:コマンドを入力
コマンドパレットが開いたら、以下のコマンドを入力します。
Configure Display Language
STEP3:言語設定を選択
「Configure Display Language」を選択します。
STEP4:言語の選択
表示されたリストから、希望の言語を選択します。
STEP5:VSCodeを再起動
言語を選択すると、VSCodeが再起動を促すメッセージが表示されます。「再起動」をクリックしてVSCodeを再起動します。
言語リストに希望の言語がない場合は、VSCodeの拡張機能マーケットプレイスで言語パックをインストールする必要があります。
コマンドプロントで言語を指定してVSCodeを起動する方法
コマンドプロンプト(またはターミナル)に、コマンドを入力します。(以下のコマンドでは英語でVSCodeが起動します)
code --locale=en
「en」の部分が言語コードです。
コマンドを実行することで、普段日本語で使っているVSCodeが英語で起動されます。
言語コードは以下のように「ISO 639-1コード」で指定します。
- 日本語: ja
- 英語: en
- 中国語(簡体字): zh-CN
- フランス語: fr
元の言語に戻す場合には、VSCodeを閉じ、コマンドプロンプト(またはターミナル)を使わずに再起動することで戻せます。
VSCodeの日本語化に関するよくあるトラブルと対処法
VSCodeが日本語にならない
拡張機能をインストール後、VSCodeを再起動しても日本語にならない場合は以下の手順で「日本語」が選択されているか確認しましょう。
- Ctrl+Shift+P (Windows/Linux) または Cmd+Shift+P (Mac) を押して、コマンドパレットを開きます。
- コマンドパレットに「Configure Display Language」と入力して該当するコマンドを選択します。
- インストール済みの言語パック一覧から、「ja」または「Japanese」を選びます。これで、VSCodeのUIが日本語に切り替わります。
- 設定が適用されるように、VSCodeを再起動します。
VSCodeが突然英語になった
VSCodeが突然英語になってしまう原因は、VSCodeのアップデートや言語設定のミスなどがあります。
VSCodeのバージョンや言語設定の確認することで日本語に戻すことが可能です。
VSCodeが文字化けした
VSCodeが文字化けしてしまう原因には、文字コードの不一致や使用しているフォント、インストールしている拡張機能などがあります。
VSCodeを日本語にして効率を上げよう
今回は、VSCodeを日本語化する方法と、その設定後に行える便利なカスタマイズについて解説しました。日本語の拡張機能を導入することで、メニューなどの理解が容易になり、作業効率を格段に上げられます。学習スピードを上げるためにも、ぜひ導入してみてください。